オスグッドの痛みはカラダからのサイン!

膝の下が痛い・・・

小学生・中学生のお子様で、サッカーや野球,バスケの練習が終わった後に「膝の下が痛い・・・」って言っていませんか?

 

それはもしかしたらオスグッド病といわれる成長痛の一つかもしれません。

 

 



オスグッドの原因は?

オスグッドは成長期特有の痛みでまだ骨が柔らかい時期に起きやすい症状です。

 

特にからだの柔軟性がなく、筋肉の伸びが悪い場合、柔らかい自分の骨をその筋肉の硬さで引っ張ってしまい、結果的に痛めてしまうのです。

 

しかし、柔軟性のある筋肉の場合でもオスグッドになります。

 

では、どのような原因でオスグッドになってしまうのでしょうか?

 

オスグッドの原因として考えられる事


 ◎オスグッドの原因◎

①股関節周囲の硬さ、動きの悪さ

②太ももから足の裏までの筋肉の硬さ

③日常の姿勢から来る背中のハリ

④その他

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①股関節周囲の硬さ、動きの悪さ

股関節周囲の硬さがあるとオスグッドになりやすくなります。

 

股関節の周囲にはオスグッドの一番関係している『大腿直筋』という筋肉があります。

この筋肉はオスグッドの痛みが発生している膝の下の部分にくっついています。

この筋肉がまだ柔らかい成長期の骨を引っ張ってしまうことで、膝下がポコッと出っ張ってきて痛みが出てきます。

引っ張る力が強いと患部は剥離して剥離骨折と診断されることもあります。

 

では、なぜ股関節の動きと、この大腿直筋は関係しているのか?

 

股関節は人間の関節の中でも動かせる範囲がとても大きく、自由な動きができる関節です。ところが股関節の動きが悪くなることで周りにある筋肉の動きも悪くなり、筋肉が硬くなってきます。

硬くなった筋肉は伸びが悪くなるので、大腿直筋は膝下の骨を引っ張ってしまいオスグッドとなるのです。

 

この股関節が硬くなってしまう原因は『日常生活の姿勢や動き』によるものです。

 

整体自然では股関節の動きをつけ、周囲の筋肉の動きを活性化させオスグッドの患部に負担がかからないように調整していきます。

 

 

 

②太ももから足裏までの筋肉の硬さ

①とも共通していますが、患部周辺の筋肉だけでなく動きの悪くなった身体の筋肉は全体的に硬くなります。

特にふくらはぎや足の裏の硬い子はオスグッドの症状が出ている子が多く、そこを緩めるだけで痛みが軽減する子もたくさんいます。

 

 

 

③日常の姿勢から来る背中のハリ

これはいわゆる『猫背』による筋肉の緊張です。

オスグッドは今やっているスポーツが原因にもなっていると思いますが、それだけではなく日常生活の姿勢の悪さや動きの乱れひとつひとつが股関節の硬さを生み、オスグッドの

原因へと繋がっていきます。

スポーツは痛みの出るきっかけであって、本当の原因は日常生活にあるかもしれません。

 

 

 

④その他

今はとても偏平足の子が多くなっています。やはり動いている時に一番最初に着く足の裏の状態が良くないとオスグッドにもなりやすくなってきます。

 

その他には精神的に弱い子や何かストレスがある場合にオスグッドの症状を訴えることもあります。

環境の変化によりオスグッドの症状が軽くなったり、気持ちが落ち着くと痛みが楽になる子もいます。

 


どんな整体をしていくの?

①一緒に原因をしっかり探していく

同じチームで同じ練習をしているのに他の子はなぜオスグッドにならないのか…と思ったことはありませんか?

まずはオスグッドになったであろう原因を一緒に探していきます。

この動きで痛みがあるという方はその動きで痛みを確認していきます。

走って痛い場合はお店の前の道を走ってもらいます。

 

個人差があるので筋肉の問題なのか、姿勢やからだのバランスなのか、ストレスやメンタルなのか色々な原因があると思います。

 

まずそのことを自分自身で知っていくことが回復への第一歩です。

②ポキポキしない整体でからだのバランスを調整

整体と聞くとポキポキするイメージを持っている方もまだ多いですが、当店では筋肉の状態に合わせて施術の内容を変え、その子にあった力加減で調整していきます。

操体法と言われる自分で動きながら筋肉や関節の動きをよくしていく手法も取り入れ、動きの質を上げていきます。

整体自然では「本来のからだに戻す」ことを中心に施術していくので、患部だけでなく患部に負担がかかっているであろう原因に対して調整していきます。

自分の持っている回復能力をあげる施術です。

③家でのケアで早期回復

ここでの施術自体は長くても1時間くらい。あとは家でどれだけ自分の回復力を上げていくかがカギになってきます。

そのためにも、当店オススメのストレッチやケアの方法を教えます。それに加えて自分の知っているストレッチや日々の生活での動きを気を付けることでより早い回復を目指します。

ポイントは回数よりも「丁寧に1回1回」やることです。

④今までより動けるからだを作る

一番の目標はここです。まずは痛みをとって動けるようになりましょう。そのあとは今までより動けるからだ作りに取り組みます。

簡単にできるトレーニングや日常生活で取り組める動作をしていくことでよりバランスのとれた動きを目指します。